日本ハム・清宮 約770人の児童から熱いエールに「鳥肌が立ちました」

[ 2019年6月17日 12:41 ]

<日本ハム>札幌市の学校訪問した清宮は笑顔で児童との集合写真に収まった(撮影・高橋茂夫)
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 全身が感動に包まれた。日本ハムは17日、7選手が4校に分かれて札幌市内の小学校を訪問。手稲山口小学校を訪れた清宮幸太郎内野手(20)は約770人の児童と交流し「むちゃくちゃ楽しかった。一生、忘れられない思い出になりました」と笑顔で振り返った。

 体育館で行われた児童らとの交流会。質問コーナーやキャッチボールを終えると、応援団が指揮を執り、児童が「フレー、フレー、清宮!フレー、フレー、平沼!頑張れ、頑張れ、ファイターズ!」と声を限りに叫んだ。力強いエールに圧倒された20歳は「鳥肌が立ちました。準備してくれてたんだな、とか(故障で不参加となった)平沼さんの分も応援してくれたり、あらゆることが嬉しかったです」と笑顔。最後のあいさつでは「自分も小学生の頃は夢を持っていたし、みんなもあると思う。夢に向かって突き進んでください」と優しく語りかけた。

 疲労を考慮されて、ここ4試合はスタメンを外れているが、16日の巨人戦では代打で4試合ぶりの出場。初対戦だった菅野の前に空振り三振も「感覚は悪くなかった。貴重な経験になった」と前を向いた。18日からはDeNAとの3連戦。横浜スタジアムは中学時代に何度かプロ野球観戦に足を運んだ球場でもあり「プレーは初めて。雰囲気がいい球場なので楽しみたい」と目を輝かせる。

 高卒2年目で初体験となった小学校訪問。報道陣から「子どもたちのために打ちたい気持ちになったか?」と問われ「はい。そうならなかったおかしいです」と即答した。北海道の子どもたちに夢を与える大きな放物線を描く。自身の使命を再確認した1日だった。(山田 忠範)

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