巨人・阿部、史上最多229人斬り弾 代打3ランで金字塔

[ 2019年6月10日 05:30 ]

交流戦   巨人11―3ロッテ ( 2019年6月9日    東京D )

8回2死二、三塁、田中(左)から代打で3ランを放つ阿部(撮影・木村 揚輔)
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 巨人・阿部がまた偉業を達成した。6―3の8回に2点を追加し、なお2死二、三塁で代打出場。田中の高めのシュートを完璧に捉え、右翼への2号3ランでトドメを刺した。「振ったところにボールが来たよ」と振り返った一撃は、通算229人目から打った本塁打。並んでいたタフィ・ローズ(元近鉄など)を抜いて、歴代最多記録となった。

 長年捕手を務めてきた経験から「俺なら俺をどう攻めるか」と考え打席に立つ。「消去法で絞る球は簡単」とコースや高さを読み、投手を攻略してきた。原監督は「もう僕の語るところではない。かしわ手を打たないといかんね」と敬意を表した。1日の中日戦で球団では王貞治、長嶋茂雄の「ON」に次ぐ史上3人目の通算400号を達成してから、7試合ぶりの401号。本拠地の通路に並んだ400号記念の花の横を通過し「またあさってだな」と言って球場を後にした。(神田 佑)

 ≪球団3人目、40代で代打弾≫阿部(巨)が田中(ロ)から代打本塁打を放ちプロ野球記録となる229投手からの本塁打をマークした。代打での本塁打は13年4月19日広島戦以来6年ぶり3本目。現在、阿部は40歳2カ月。巨人での40代代打弾は57年南村侑広(40歳3カ月)、15年高橋由伸(40歳2カ月)に続き3人目となった。

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2019年6月10日のニュース