阪神 投手陣に課題…先発・岩田、遠い白星「流れが来ているのに…」

[ 2019年6月9日 05:30 ]

交流戦   阪神5-10日本ハム ( 2019年6月8日    甲子園 )

7回2死一、三塁、大田に中前適時打を打たれた岩田(撮影・大森 寛明)
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 終盤の攻撃に収穫を見いだした一方で、阪神・矢野監督が唇をかみしめたのが投手陣の出来だった。先発の岩田が自己ワーストを更新する8失点。暗転したのは7回だ。1死一塁から代打・中田に左中間へ二塁打を浴び、一塁走者の清水が本塁へ。一度はセーフの判定が下ったが、リクエストが実って2死までこぎつけただけに、なおさら悔やまれた。

 「岩田らしい前半の投球から、もう一人っていうところでね、頑張ってほしかったなっていうところ。1個のアウトをこっちが取っていれば…。打者もね、もう1人なんとかつないで出られれば、流れが来そうやのにっていうところが勝負の分かれ目になった」

 岩田自身も分岐点を理解していた。「打たれているのは結果的にちょっと甘かったり、高かったりした球。(リクエスト成功後に失点が続き)そこで流れが来ているのに、つかみきれなかった」。リクエスト成功直後に3連打を浴び、2四死球を与えたところで降板した。4月18日のヤクルト戦を最後に7度の先発で結果が出ない苦しい状況が続いている。(吉仲 博幸)

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2019年6月9日のニュース