大谷と一問一答 花巻東の先輩・菊池から放ったホームランボールは「母校にあげたい」

[ 2019年6月9日 15:57 ]

ア・リーグ   エンゼルス12―3マリナーズ ( 2019年6月8日    アナハイム )

<エンゼルス・マリナーズ>4回無死、左越えソロを放つ大谷(投手・菊池)(撮影・会津 智海)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(24)が8日(日本時間9日)、本拠地アナハイムで行われたマリナーズ戦に「3番・DH」で先発出場。岩手・花巻東の先輩にあたるマ軍・菊池雄星投手(27)と米初対決となった試合で、3者連続本塁打となる6号ソロを放つなど5打数3安打2打点と活躍。チームは12―3で大勝し連敗を2でストップした。

 【大谷と主な一問一答】

――3安打2打点。活躍を振り返って。

「初回からうちのペースで試合を運べたので、そこはまず良かったかなと思います」

――ストライクゾーンを積極的に振っている印象があった。

 「基本的に甘いボールは、しっかりいく準備はしたいなとは思ってますし、最近、際どい球はどちらかというとストライク判定という場合が多いので、そういう意味も踏まえて、しっかり甘いボールは打ちたいなと思ってます」

――2者連続本塁打の後。球場の雰囲気やどよめきがあったが、気持ち的にはどうだったか。

 「打ちやすいとか打ちにくいとかは特には、ないんですけど、会場は盛り上がっているので。そういう意味では、良い結果に転ぶ方の確率が高くなるんじゃないかなと思っています」

――本塁打を打った感触は。

 「入るか入らないかは分からなかったですけど、1打席目より、2打席目、3打席目、重ねる方がやっぱり、タイミング的にもよくとれていたので、そこは今後にもっとつながるかなと思います」

――花巻東の先輩でもある菊池投手との対決。意識した部分は。

 「前回は対戦できなかったので、楽しみにはしていましたし、今後ももっともっと対戦する機会が、同地区なのであるんじゃないかなとは思うので、そこに向けてしっかりまた準備したいなと思ってます」

――中学の時から憧れていた投手から打ったことについて、何か感慨深いものは。

 「プロでも何回かやっているので、やっぱりプロで初めての方が、そういう気持ちはあったと思いますけど、メジャーリーグでっていうのもやっぱり、これも特別なものではあるので、気持ち的には楽しみではあったかなと思います」

――そういう選手から初めて本塁打を打てたことについて。

 「僕よりもやっぱり、監督だったりコーチの方だったりという方がやっぱり、楽しみにしている部分もあったのかなとは思うので、ホームラン打った打たないとか、抑えられた抑えられなかったというところではなくて、この舞台で対戦することができたということがすごく大きいんじゃないかなと思います」

――2打席目も初球のカーブだった。それが3打席目の本塁打に生きたか。

 「ありますね。ボールの球をファーストゴロだったんですけど、そこもやっぱりヒット欲しいところでしたし、しっかり得点したいところだったので、その中で軌道を確認できたっていうのは良かったかなと思います」

――カーブをあの方向に持っていく技術に関して。

 「人それぞれバットの軌道も違いますし。どこに飛ぶか、どこに上げやすいかっていうのも違うと思うので、割と良い方向に飛んでいる傾向にあるのかなと思います」

――2人ともアメリカでプレーする夢が叶った。特別な思いは。

 「楽しみではあったかなと思いますし、岩手県で野球やっている子供たちも、まあ楽しみに見てくれていたりかもしれないので、そういう意味では凄く良かったんじゃないかと思います」

――ホームランボールはどうするか。

「一応、母校にあげたいなと。監督もそうですし」

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