西武・中村 延長12回にサヨナラ打 4時間24分激闘「あしたからはもうちょっと早く終われるよう…」

[ 2019年6月4日 22:47 ]

交流戦   西武5―4広島 ( 2019年6月4日    メットライフD )

<西・広>12回無死満塁、サヨナラの左前適時打を放った中村(左)は辻監督からねぎらわれる(撮影・尾崎 有希)
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 西武、広島と昨季の両リーグ優勝チーム同士の対決となった交流戦初戦。4―4のまま延長戦に突入した試合に決着をつけたのは頼れるベテラン、中村剛也内野手(35)のひと振りだった。

 4―4で迎えた延長12回。広島7番手・菊池保から先頭の外崎が中前打で出塁すると、山川も中前打で続き、森が敬遠されて無死満塁。ここで打席に入った6番打者の中村は菊池保が投じた1ボール1ストライクからの3球目を左前に弾き返して、サヨナラの三走・外崎が本塁生還を果たした。

 サヨナラの打球が抜けた瞬間を「打てて良かったーと思いました」と落ち着いて振り返った中村は「山川が打ってトノ(外崎)がサードに来た瞬間に森は敬遠だと思ったんで、しっかりと集中して準備しました」と打席に向かう心境を回想。「ほんと、なんでもいいんで。前に飛ばしてヒットになってほしいなと思ってました」と話した。

 西武が2回に4点を先取しながら、4回に一挙4点を失ってもつれ込んだ延長戦。先発・今井が7回4失点でまとめると、平井、増田が8、9回を2イニング連続で3者凡退の好投を見せ、その後もヒース、小川、森脇、マーティンとリリーフ陣が無失点でつないだ。「みんないいピッチングしましたし。今井も粘りながら頑張ってたんで勝てて良かったです」と中村。

 4時間24分の熱戦を終え「遅くまで応援ありがとうございます。あしたからはもうちょっと早く終われるよう、勝てるよう、頑張っていきたいなと思います」とファンにメッセージを送った。

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2019年6月4日のニュース