オリ 貧打解消したいのにメジャー“剛腕投手”補強、その中身とは…

[ 2019年6月4日 05:30 ]

オリックスが導入した打撃マシン「ハックアタック」
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 貧打に悩むオリックスが、メジャーの“剛腕投手”を緊急補強した。貧打なのに、なぜ投手?実は新加入したのはメジャーでも活用されている打撃マシンで、Sports Attack(スポーツアタック)社の「Hack Attack(ハックアタック)」。先週末には“来日”を済ませており、すでに1、2軍で2台が稼働している。

 これまでの打撃マシンだと、直球でも打者の手元付近では重力に負けて多少落下するが、このマシンはほぼ一直線。2軍で試し打ちした選手たちからは「えげつない球だった」、「人間では投げられないスピンが掛かっていると聞いたが、その通りだった」と、浮き上がるような球筋をバットの芯でとらえるのに苦労したようだ。これまでのものと比較すると「普通の投手と、藤川球児ぐらい違う」と話す関係者もいるほど“火の玉”だとか。それなら試合で打つ方が楽かも!?

 今回は中嶋2軍監督からも推薦があり、2月から“獲得話”を進めていたが、ようやく加入。同マシンはカーブ、スライダー、カットボール、スプリットなど変化球も選択できる最新鋭で、2台で「70~80万円ほど」というから頼もしい格安新助っ投でもある。

 チーム打率・220、チーム総得点175は共に12球団ワースト。西村監督も「投手陣はよくやっている。打つ方でしょう」と貧打に頭を悩ませる日々だ。昨年は11勝6敗1分けと勝ち越した交流戦も今季は未知数。4日からのDeNA3連戦は山本、田嶋、榊原と平均年齢20・6歳の若い投手陣だけに早めの援護が不可欠だ。セ・リーグの剛腕も打って最下位脱出といきたい。

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2019年6月4日のニュース