阪神・原口が1軍合流「ファンに支えられた」 大腸がん公表から驚異的な回復力

[ 2019年6月3日 19:00 ]

1軍昇格が決まり、笑顔で意気込みを語る原口(撮影・大森 寛明)
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 大腸がんからの完全復活を目指す阪神の原口文仁捕手(27)が4日のロッテ戦(ZOZOマリン)から1軍に昇格することが決まった。3日、千葉県内のチーム宿舎で取材に対応。原口は「緊張が一番ですね。ファームでも優先的に打席に立たせてもらったりして、本当に感謝しかないです。タイガースファンはもちろんですし、他球団のファン、たくさんの野球ファンの方に支えられてここまで来れたので、結果を残して答えたい」と話した。

 ことし1月下旬に大腸がんを患っていることを公表。同月に手術を終えると、2月中旬に甲子園球場でリハビリを開始した。経過が順調なことから、5月8日のウエスタン・リーグ中日戦から実戦復帰を果たし、前日2日の同ソフトバンク戦では3回に復帰後1号となる3ランを左翼場外へ運んだ。

 驚異的な回復力に、矢野監督は「ファンの人もずっと原口のことを気にしてくれていたと思う」と喜んだ。

 パ・リーグ球団の本拠地開催で指名打者制のある交流戦では原口の勝負強いバットに期待が集まる。「チーム状況が良い中での合流。割って入れるくらいの隙がないぐらいみなさん活躍されているので。1打席1打席結果を残していきたい」と意気込んだ。

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