13連敗中ヤクルト エース小川先発も5回途中7失点KO 打線はプロ初先発・山口に6回まで無安打

[ 2019年5月30日 19:50 ]

セ・リーグ   ヤクルト―広島 ( 2019年5月30日    神宮 )

<ヤ・広>5回途中5失点で降板する小川(撮影・村上 大輔)
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 ヤクルトのエース小川泰弘投手(29)がチームの連敗ストップを懸けて広島戦(神宮)に先発登板したが、初回にいきなり3点を失うなど5回途中9安打7失点KO。チームの窮状を救うことはできなかった。

 今季開幕投手を務めた小川だが、ここまでの成績は1勝6敗。広島戦は2017年8月19日に勝って以降4連敗中と分が悪い中での登板だったが、数字が表すように初回から苦しいマウンドとなった。

 初回、野間、菊池涼の1、2番コンビは凡打に仕留めたが、3番・バティスタに初球の外角高め直球を右翼スタンドに運ばれ先制の13号ソロとされると、さらに4番・鈴木、5番・西川に連打を許して2死一、三塁。ここで打席に入った6番・磯村に初球のカットボールを左中間二塁打されてさらに2失点し、初回から計3点を失った。

 2回にも安部の安打と野間への四球で1死一、二塁を招いた小川だったが、菊池涼、バティスタを連続三振に仕留めてピンチ脱出。3回も鈴木と磯村に四球を与えて1死一、二塁となったが、田中広を遊ゴロ併殺打に仕留めて難を逃れた。

 だが、4回。初回に続いてこの回も2死走者なしから野間に左中間二塁打されて走者を出すと、菊池涼に左前適時打されて4失点目。5回には先頭・鈴木に四球を与え、続く西川に左前打されて無死一、三塁。1死後、田中広に右前へ適時打を許して5点目を失うと降板となった。なおも続いた1死一、三塁で登板した2番手・久保も代打・小窪に左翼線へ適時二塁打された後、暴投による振り逃げでもう1点入り、小川の7失点となった。

 小川の投球内容は4回1/3で打者25人に94球を投げ、9安打7失点。5三振を奪い、与えた四球は4つだった。

 なお、ヤクルト打線はプロ初先発の広島2年目・山口の前に6回までノーヒットが続いている。

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2019年5月30日のニュース