阪神・藤浪 2軍戦で3回無安打無失点 最速154キロ

[ 2019年5月30日 13:15 ]

<阪・オ>2軍で先発登板した阪神・藤浪(撮影・亀井 直樹)
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 2軍調整中の阪神・藤浪晋太郎投手(25)が30日、ウエスタン・リーグのオリックス戦(鳴尾浜)に先発し3回無安打無失点と好投した。

 初回は先頭・佐野を150キロの直球で遊ゴロに打ち取るなど13球で3者凡退。2回は先頭のT―岡田にセンターへの大飛球を放たれるも、荒木がフェンスを背にして捕球。続く宗を141キロのフォークで空振り三振に仕留め、この試合初めての三振を奪った。3回は1死から、初めて右打者の廣澤と対峙して遊ゴロなど3者凡退。セットポジションから、再調整中に取り入れた2段モーション気味のフォームで任された3イニングを危なげなく投げきり、直球の最速は154キロだった。

 藤浪は3月12日の中日とのオープン戦に先発して4回無安打1失点で勝利投手も4四死球、2暴投と課題の制球を克服できず自ら志願して2軍降格。当時の心境をスポニチ本紙に「ごまかしながら結果を出すことはできたかもしれないですけど、メッキははがれたと思う。1軍にしがみつきたかった思いもあります。でも(中日戦で)これでは1軍では無理だと思った。仮に1軍で開幕を迎えても3、4試合で落とされてると思う」と語っていた。

 ファームではキャッチボールやブルペン投球で投球フォームの立て直しに着手。18日のウエスタン・広島戦(由宇)で67日ぶりに実戦復帰して1イニング限定の先発で3者凡退に打ち取っていた。この日は矢野監督も視察に訪れ、右腕の投球を見守った。待ち望まれる1軍昇格へ、背番号19は一歩ずつ前進していく。

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2019年5月30日のニュース