大谷 右手一本で技あり中犠飛 主軸の役目果たす

[ 2019年5月27日 11:31 ]

初回、ソロ本塁打を放ったトラウトを祝福する大谷翔平(AP)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(24)が26日(日本時間27日)、本拠地レンジャーズ戦に3試合連続で「3番・DH」で出場し、3打数無安打1打点で逆転勝利に貢献した。

 1―5の7回に一気に1点差に迫り、なお1死二、三塁。大谷はこの場面でマウンドに上がった初対戦のダウディーにも冷静に対応した。

 3ボール1ストライクからの内角94マイル(約151キロ)をさばいた打球は左翼ポール際へ。惜しくもファウルとなったが、あとわずかで逆転弾の打球でプレッシャーを掛けると、続く6球目、初めて投げ込まれた低めのカーブを右手一本で拾い中堅へ運んだ。三塁走者・ラステラが同点のホームに生還する値千金の同点犠飛となった。

 その後は2つの暴投が絡み遂に逆転に成功。自己最長を更新中だった連続試合出塁は惜しくも11でストップしたが、主軸の役目を十分に果たした。

 大谷について26歳右腕のダウディーは「(5球連続直球の後の)カーブはあの場面のベストの選択だった。とても良いスイングをされた。昨年、じん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)をしたが、良い打者。才能があり、技術も高い」と絶賛。ハワイ出身の24歳の捕手カイナーファレファも「この3連戦は1安打に抑えたけど、投手が良く投げてくれた。健康に見えるし、足が速く、パワーもある。もっと試合を重ねればもっとアジャストしてくるだろう。あの犠牲フライは凄く印象的な打撃だった」と話していた。

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