広島・大瀬良、上原引退に寂しげ「残念」少年時代は「下敷き使っていた」

[ 2019年5月21日 05:30 ]

キャッチボールする大瀬良
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 広島・大瀬良は20日にマツダスタジアムでの投手練習に参加し、巨人・上原の引退について寂しげな表情を浮かべた。「残念です。勝負の世界で(決断のときが)今来てしまったのかもしれません」。長崎出身で、少年時代のプロ野球中継は巨人戦がほとんど。「上原さんの下敷きを使っていました」と明かすほどのファンだった。

 あまりのテンポのよさに物足りなさを感じたことも幼心に覚えている。「黒田さんと上原さんの投げ合いは、特に早く終わってしまう。もう少し長く見たいのになあ…と思っていましたね」。昨夏球宴ではチームメートになる縁にも恵まれ、「練習中に近くにいたり、声を聞くだけでも信じられなかったです」と内心は少年時代に戻っていた。

 「メジャーに行っても見てきた投手。動画サイトで密着取材を見たりして、勝手に学ばせてもらいました」

 22日の中日戦に先発予定。6回4失点(自責3)だった前回15日ヤクルト戦は打線の粘りで黒星を免れ、「直球をボールの見せ球にしたり、臨機応変にできたのは収穫」と前を向いた。7連勝中で首位・巨人から勝率差の2位。上原に影響を受けた快投で、24日からの始まる巨人との直接対決へ弾みをつけたい。(河合 洋介)

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2019年5月21日のニュース