おかわり通算17本目満弾 自身の最多記録4年ぶり更新 西武は4連敗

[ 2019年5月11日 05:30 ]

パ・リーグ   西武5―7日本ハム ( 2019年5月10日    札幌D )

6回1死満塁、逆転の満塁本塁打を放つ中村(撮影・高橋茂夫)
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 これまで本塁打王6度。満塁の場面で魅了してきた主砲が、久しぶりにグランドスラムを放った。3点を追う6回1死満塁。西武・中村は上沢が高めに投じた直球を逃さず、右翼席に放り込んだ。

 「打ててよかった。本当は左翼に打ちたかった。たまたま右翼にいった」。そう振り返ったが、パワーと技術を併せ持つからこそ逆方向に運ぶことができる。一時逆転の5号満塁弾。王貞治(巨人)を抜いて通算満塁本塁打数で歴代単独トップに立った2015年以来4年ぶりで、自身の記録を17に伸ばした。

 辻監督も「見事な本塁打。いいところで打ってくれた」と称えた一撃。しかし、エースの多和田が崩れて逆転負けを喫し、チームは今季ワーストの4連敗を喫した。試合後の中村も笑顔はなかった。久々の満塁弾にも「本塁打は本塁打。とくに意識はない」と淡々と話す。それでも打撃に関しては「(状態は)良くなってきている」と手応えを口にした。 (武本 万里絵)

○…中村(西)が15年8月9日オリックス戦以来通算17本目の満塁弾。自身が持つ通算最多満塁本塁打のプロ野球記録を更新した(2位は巨人・王の15本)。カード別に見ると日本ハム戦は5本目で、楽天、ソフトバンク戦の各3本を上回る最多。逆転満塁弾は11年8月10日のこのカード以来4本目となった。

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2019年5月11日のニュース