サラサラ長髪が一変…15戦連続零封・阪神ジョンソン断髪のワケ

[ 2019年5月6日 07:40 ]

セ・リーグ   阪神7-5DeNA ( 2019年5月5日    甲子園 )

小児がんのチャリティーイベントで自慢の長髪を刈ったジョンソン(左)と親友のテイラー・デービス(本人提供)
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 今は爽やかな短髪の阪神・ジョンソンは、実は高校時代から髪を伸ばし続け、メジャーでは艶やかな長髪をなびかせていた事はあまり知られていない。

 “断髪”の契機はカブス時代の17年3月、名将として名高く、慈善活動にも熱心に取り組むジョー・マドン監督の主催するチャリティーイベント、その名も「Respect Bald(はげた頭)」に参加した時。「実はチャリティーのイベントに参加してね。見せてあげるよ」と、当時の貴重な写真を何枚も提供してくれた。

 小児がんと闘う子たちに勇気を与え、治療の研究基金を集めるためアンソニー・リゾ、カイル・シュワーバーら主力選手の多くがバリカンで頭を丸めるイベント。賛同者はお金を寄付して髪を刈り、記念のTシャツを身にまとう。「髪は高校時代から伸ばしていた」という右腕も迷うことなく、自慢のヘアスタイルに別れを告げた。

 「日本でもいろんな形で子どもたちに勇気や夢を与えられれば良いと思う」。海を越えても変わらぬ信念を胸に、短髪の背番号52が躍動する。(遠藤 礼)

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