Dバックス・吉川 球宴遊撃手を空振り三振斬り 延長キャンプ・カブス戦登板

[ 2019年4月20日 22:05 ]

延長キャンプでのカブス戦に2番手で登板した吉川(撮影・奥田 秀樹通信員)
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 ダイヤモンドバックスとマイナー契約の吉川峻平投手(24)が19日(日本時間20日)、若手やリハビリ中の選手が調整する延長キャンプのカブス戦の5回から2番手で登板し、41球を投げ3回3安打2失点だった。直球の最速は92マイル(約148キロ)だった。

 5回は11球で3者凡退に抑えたが、6回に捕まった。2死から、高めのスライダーを左越え本塁打、高めの直球を左翼線二塁打、真ん中のチェンジアップは当たりは良くはなかったが三塁線を抜け二塁打となり、一気に2失点。7回は再び3者凡退に抑えたが「全体的にコントロールが良くなかった。前の登板に比べたらそこが悪かった」と反省した。

 ただ、見せ場は作った。16年球宴選出の遊撃手ラッセルに対しては直球で右飛、得意のチェンジアップで空振り三振と2打数無安打に仕留め、「3ボール2ストライクになったらストライクゾーンに投げておけばと思っている。捕手もチェンジアップが僕の一番の変化球だと分かっている。考えていた通りに投げられた」と胸を張った。

 3月のマイナーキャンプ終了後も、延長キャンプでアリゾナに残留して中5日の間隔で登板。登板回数と球数を徐々に増やし、この日は3回。来週は4回を投げる予定となっている。「社会人ではこれだけ長いシーズンを投げることはなかった。球数も調整して、中4日、中5日の登板間隔に慣れていくことが今季の目標」と米国で始まるプロ生活への意気込みを語った。(メサ・奥田秀樹通信員)

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2019年4月20日のニュース