中日・阿部V弾含む3打点 3連勝で1075日ぶり首位目前

[ 2019年4月20日 05:30 ]

セ・リーグ   中日4―2ヤクルト ( 2019年4月19日    ナゴヤD )

4回1死一塁、阿部は勝ち越し2ランを放つ(撮影・椎名 航)
Photo By スポニチ

 恐怖の7番打者だ。中日は19日のヤクルト戦で阿部が決勝2ランを含む3打点の大暴れ。2戦続けてお立ち台に上がり「これからもずっと勝ち続けて良い試合をしたい」と声を弾ませた。

 1点を追う2回2死一、二塁で左前に同点打を放つと、1―1の4回1死一塁では2号2ラン。高めのカットボールを左中間席へ運び「フルカウントだったので、とにかく振る気持ちだけでした」と振り返った。今季2本塁打はいずれも小川からで「結果的にそうなっているだけ」と自覚はないが“ライアンキラー”の襲名だ。3連勝の立役者に与田監督も「一発で流れが変わる良いホームラン」と称賛した。

 規定打席には到達していないものの打率は脅威の・400。好調の要因を「タイミングが取れて、強いスイングができている」と自己分析する。昨秋から「無駄なことをしないように」と構える際、極力動かないよう意識を変え奏功した。

 口周りの豊かなヒゲと癒やし系の顔立ちで「バーのマスターぽい」と伊東ヘッドコーチから「マスター」と名付けられた。トレードマークのヒゲは「剃っても青くなるので」と2年目から徐々にたくわえた。

 勝てば16年5月10日以来、1075日ぶりの首位に立つ。「しっかり勝って早い段階で首位に立てるようにしたい」と阿部。覚醒し始めた4年目の29歳。もう青二才ではない。 (徳原 麗奈)

続きを表示

2019年4月20日のニュース