JR東日本・山口裕、2回無安打無失点の好投 履正社時代は寺島と2枚看板

[ 2019年4月17日 13:51 ]

社会人野球・JABA岡山大会 予選Dブロック   JR東日本 6―5 王子 ( 2019年4月17日    倉敷マスカットスタジアム )

<JR東日本・王子>JR東日本・山口裕は6回から救援し、2イニングを無安打無失点
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 JR東日本の山口裕次郎投手(20)が2イニングを無安打無失点と好投した。

 「練習で取り組んでいることを、試合の中でやりきれたのがよかった」

 6―3と3点優勢の6回から3番手で登板。先頭打者に四球を与えたが三ゴロ併殺打で切り抜け、2イニング目となった7回も3者凡退に抑えた。

 履正社高時代は最速145キロ左腕として寺島成輝(現ヤクルト)と2枚看板を形成し甲子園に出場。2016年のドラフトで日本ハムから6位指名を受けたが、4位以下の指名ならJR東日本へ進むという意向を示していたため辞退した。入社後は投球フォームに試行錯誤し141キロ止まり。しかし、4月上旬のJABA静岡大会後に、腕をしっかり上げ、ボールを指にかけてはじく意識で練習したところ、わずか2日で142キロが出たという。堀井哲也監督(57)は「2年間、苦しんだと思う。3年目になり、大事な試合でリリーフできるようになった。(同期の)西田、太田に追いついてきて、横一線になった感じ」と称えた。

 高卒3年目を迎え、ドラフトの指名が解禁となるが「意識していません」と首を振る。

 「まずは自分のいいボールを投げることが大事。試合の中で覚えていきたい」

 あくまでも一投手としての成長を目指して腕を振る。

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2019年4月17日のニュース