阪神・ガルシア移籍初勝利へ熱い思い「寒いと思うが、集中」

[ 2019年4月16日 05:30 ]

松山入りしたガルシアとドリス(右)(撮影・成瀬 徹) 
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 16日のヤクルト戦に先陣する阪神のオネルキ・ガルシア投手(29)が、3度目の正直によるタテジマ初勝利に意欲を示した。

 「チームの勝利のためにやってきた。火曜日に結果が出せれば。しっかり前でボールを投げることなどコーチにいろんなアドバイスをもらってきた。それを活用しながら自分のピッチングがしたい」

 2日の巨人戦で4回7失点、9日のDeNA戦も4回7失点…。目下2試合登板0勝1敗、防御率14・63。正念場となる3度目の先発マウンドへ向け、中6日の登板間隔をフル活用してリリースポイントの修正などに取り組んできた。あとは結果を残すのみだ。

 「自分の投球しかコントロールできない。余計なことは何も考えないで、楽しんで自分のピッチングをすることだと思う」

 青木、山田哲、バレンティンらが並ぶ強力打線と対峙(たいじ)するが、余念はない。昨季ヤクルト戦は2勝1敗、防御率2・08。山田哲、バレンティンも、ともに対戦打率・200以下に抑えており、苦手意識もない。

 先発陣の柱の一角として期待する矢野監督は「この2回は、らしくないのが続いてる。練習もよくするしマジメ。だから西じゃないけど、もっとエンジョイしようよって。相手や自分の状態もあるけど、そういう形でやっていくのがいいんじゃないかという話はしている」と、背中を押したことを明かした。3戦連続で精彩を欠けばローテ脱落の可能性もあるが、金村投手コーチは「まあ、そうですね…」と言葉を濁しつつ、「でもそんなことは考えず、結果を出してくれることを信じて送り出すだけです」と言葉に力を込めた。

 肌寒いであろうナイターで坊っちゃんスタジアムのマウンドに臨む左腕。「寒いと思うが、メンタル的にマイナスになるんじゃなく抑えることに集中して投げたい」と“ヤク払い”に闘志を燃やした。(惟任 貴信)

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2019年4月16日のニュース