ソフトB千賀またも白星ならず「しっかりしないと」自己最多14K力投も

[ 2019年4月13日 05:30 ]

パ・リーグ   楽天4―2ソフトバンク ( 2019年4月12日    楽天生命パーク )

7回2死一、二塁、ウィーラーに四球を与えガックリの千賀(撮影・西海健太郎)   
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 ソフトバンク・千賀の力投も実らなかった。2―2の8回1死一、三塁で2番手・モイネロのスライダーが抜けた。甲斐のミットを弾く捕逸で勝ち越しを許す。なおも1死三塁から田中にはスクイズを決められた。甲斐は「ミスはミス」と話し、モイネロは「いつも通り指に掛からなかった。寒さは分かっていたので自分の投球ができるように調整しないといけなかった」と反省した。

 今季3度目の先発でまたも白星をつかめなかった千賀は「先に自分が与えてるので。しっかりしないと」と悔やんだ。序盤に苦しんだ。2回1死二塁でブラッシュに先制タイムリーを許す。4回には2連打と四球で無死満塁とすると、足立の左犠飛で追加点を奪われた。

 それでも集中は絶やさなかった。球数143球、14奪三振はいずれも自己最多。前回5日のロッテ戦でも9回129球を投げた千賀は「今年は覚悟をして入ったので球数は関係ない」と話し、「1、2点取られてるところがまだまだ」と自分を責めた。これで寒さが残る4月の仙台での先発は3試合で勝ちなし(2敗)と相性が悪い。

 「最後は気持ちで投げてくれたし、何とか勝ちをつけてあげたかった」と工藤監督。エースを勝たせることができず、チームは1日で首位から陥落した。

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2019年4月13日のニュース