中日・福田、逆転V弾「一発で仕留めることができた」

[ 2019年4月11日 05:30 ]

セ・リーグ   中日3―2巨人 ( 2019年4月10日    ナゴヤD )

6回2死一塁、福田は逆転となる左越え2ランを放つ(撮影・椎名 航)
Photo By スポニチ

 一振りで試合を決めた。10日の巨人戦で1―2と勝ち越された直後の6回2死一塁。中日・福田が内角高めの直球を左翼席へ逆転決勝の2号2ランだ

 「メルセデスの直球は動くので、低めはゴロになりやすい。高めに絞った。狙い通りの球を一発で仕留めることができた」

 相手先発に昨季10打数3安打、1本塁打という好相性を買われ、3試合ぶりにスタメン復帰。ただ、昨年までと違うのは守備位置が三塁ではなく左翼に変わった。

 今季は高橋に正三塁手を奪われたため、出場機会を求め16年以来、3年ぶりに外野守備に挑戦している。一塁ベンチから最も遠い左翼は、攻守交代の行き来で「最初は筋肉痛になった」と苦笑いする。一方で効果もあった。内野に比べ足を動かすため「試合の中で打席を重ねても体が固まらない」。この日も試合が終盤にさしかかった6回の第3打席で結果を残した。

 先発・ロメロも最速155キロの直球を軸に6回2失点と好投。2戦2勝の負け知らずと、ローテーションの柱になりつつある。昨季、チーム最多13勝のガルシアが阪神に移籍。その穴埋めとして補強したのが同じ左腕のロメロだった。皮肉なことに2試合続けて炎上したガルシアとは好対照な結果となった。

 ロメロと福田がそろってお立ち台に上がるのは早くも2度目。福田の今季初本塁打も助っ人左腕が先発した4日の広島戦だった。和製大砲は「そういうパターンになればいい」と投打の2人で勝利の方程式になることを誓った。(徳原 麗奈)

続きを表示

2019年4月11日のニュース