DeNA・ラミレス監督 “打倒・原巨人”に闘志を燃やす特別な思い

[ 2019年4月6日 09:45 ]

<D・巨1>原監督(奥)とハグするラミレス監督(撮影・島崎忠彦)
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 4月5日に行われたDeNA―巨人の1回戦。この試合は、DeNA・ラミレス監督にとって特別な一戦だった。

 敵将の原監督は、08~11年に選手として所属した巨人時代の監督にあたる。移籍1年目の08年から主に4番としてリーグ優勝に貢献。09年には全144試合で4番起用され、首位打者と最多安打、MVPに輝き日本一の原動力となった。10年には自身最多の49本塁打をマーク。原監督のもとで数多くの功績を残し「凄く尊敬していたし、たくさんのことを学ばせてもらった」と振り返る。

 当時から監督就任を目指していたラミレス監督は、原監督から「監督になりたいんでしょう?そうなればいいね」と声を掛けてもらったことがあるという。16年に実現したが、原監督は15年限りで第2次政権に幕を閉じた。そして今年、就任4年目で初めて、監督同士として顔を合わせることになった。試合前には「初めてホームベースで握手をする特別な日。そういう意味でも勝ちたい」と感慨深げな表情を浮かべていた。

 巨人戦の成績は、昨年は15勝9敗1分、17年は9勝15敗1分、16年は14勝10敗1分。「今年一番のチャレンジは巨人を倒すこと。それをやりたい」と並々ならぬ決意を口にする。5日の試合は菅野の前にソトと筒香のソロによる2点に終わり、1点差で接戦を落とした。「残念ながら1点足りなかった」と肩を落としたが、シーズンは始まったばかり。平成から令和へと続く名勝負を数多く繰り広げてほしい。(記者コラム・町田 利衣)

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2019年4月6日のニュース