東邦、明石商振り切り30年ぶり決勝進出 “平成最初の王者が平成最後の王者”なるか

[ 2019年4月2日 15:50 ]

第91回選抜高校野球大会第10日第2試合 準決勝   東邦4―2明石商 ( 2019年4月2日    甲子園 )

<東邦・明石商>7回、左中間に先制3ランを放つ東邦・吉納(撮影・成瀬 徹) 
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 2日、甲子園では第91回選抜高校野球大会第10日、準決勝2試合が行われ、第2試合で東邦(愛知)が明石商(兵庫)を4―2で下し、89年以来7度目となるセンバツ決勝進出を決めた。愛知県勢としては2005年愛工大名電以来14年ぶりの決勝進出で、東邦としては89年以来30年ぶり5度目の優勝に王手をかけた。東邦が優勝すれば“平成最初の王者が平成最後の王者”に。平成のセンバツ史にその名を刻む、まさに偉業となる。

 東邦・石川、明石商・中森の両エースが好投。何度かチャンスを作るものの、要所を締める展開で7回まで両軍無得点が続いた。

 均衡が破れたのは7回。東邦は四球と死球で2死一、二塁のチャンスを作ると7番の吉納が2ボールからの3球目を振り抜きレフトスタンドへ3ラン。試合が大きく動いた。

 8回、明石商の4番・安藤がライトスタンドに2ランを放ち1点差に詰め寄るも、その裏東邦は1点を加えて突き放した。東邦の石川は完投勝利。明石商の中森は4安打9奪三振の好投も、勝利をつかむことはできなかった。

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