イチロー、昨オフ語っていた日本球界への思い「もし神戸にオリックスが存在するなら…」

[ 2019年3月31日 22:56 ]

現役最後の試合となった21日のアスレチックス戦後、ファンの声援に応えるイチロー
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 21日に現役引退を発表したマリナーズのイチロー外野手(45)が31日に放送されたNHKのドキュメンタリー番組「NHKスペシャル イチロー 最後の闘い」(後9・00)に出演。インタビューの中で、かつての本拠地・神戸への強い思いをのぞかせた。

 番組は昨年のシーズンオフ、イチローの自宅に密着取材。昨年5月に選手登録を外れたイチローは、長期間実戦から遠ざかったままシーズンを終えており、番組側が去就について尋ねた。

 イチローは「僕の中では、日本には戻る場所はない」と切り出し、「もし神戸にそのままオリックスが存在するなら…。日本でプレーする可能性があったとするなら、神戸でしかない。神戸にそのままチームがあれば(日本球界復帰を)考えたと思います。気持ちがないわけではない」と率直に語った。

 イチローは91年のドラフト4位でオリックス・ブルーウェーブ(当時)に入団し、メジャー挑戦を表明する00年まで9年間プレーした。オリックスは04年のオフに大阪近鉄バファローズと合併し、球団名が「オリックス・バファローズ」に。現在は大阪市の京セラドームを本拠地、神戸市のほっともっとフィールド神戸を準本拠地としている。

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2019年3月31日のニュース