筑陽学園の“野田パイネ”1安打も山梨のデスパイネのスタンドイン阻止

[ 2019年3月29日 20:27 ]

第91回選抜高校野球大会 2回戦   筑陽学園3―2山梨学院 ( 2019年3月29日    甲子園 )

<山梨学院・筑陽学園>勝利した筑陽学園ナイン(撮影・成瀬 徹)   
Photo By スポニチ

 プロ野球ソフトバンクの地元・福岡の筑陽学園が“山梨のデスパイネ”こと野村健太外野手(3年)を中心とした猛攻を、何とかしのいだ。リーグ開幕戦と同日に、1回戦の札幌第一戦で1試合2本塁打を放った脅威の3番打者と対戦。久留米市出身の先発・西雄大(3年)は「僕はソフトバンクのファンですし、デスパイネは九州・福岡のものです」と腕を振った。

 エース西は、初回1死二塁で適時右前打を食らい、3回2死から左前打と2安打を食らったが、スタンドインは何とか阻止。3番手登板の西舘昂汰(3年)は5回1死一、二塁で野村を三振。9回1死から右前打を浴びたが、山梨学院の大砲を単打3本、1打点に何とか食い止めた。

 チームは、24安打24得点した山梨学院の1回戦の映像をチェック。「うちの“野田パイネ”も負けてはいないぞ」と3番弥富(いやどみ)紘介(3年)、エース西、6番福岡大真が1回戦・福知山成美(京都)戦で3安打1打点と活躍した5番野田優人(3年)を“ヨイショ”し、新愛称で期待していた。

 野田パイネも最終打席で右前打を放ち、4打数1安打とした。「状態は、悪くはなかったです」と笑顔だった。デスパイネが所属する地元・福岡県勢として意地を見せ、初出場で8強入りの筑陽学園。準々決勝で、今度は“野田パイネ”の再ブレークなるか、注目が集まる。

続きを表示

2019年3月29日のニュース