西武・木村、打者転向7年目でつかむ右打ちの技 赤田コーチ助言で意識改革

[ 2019年3月17日 10:00 ]

オープン戦   西武5―1阪神 ( 2019年3月16日    甲子園 )

8回2死二、三塁、木村は右前に2点適時打を放つ(撮影・北條 貴史)
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 【追球ズーム ここにFOCUS】13年に投手から打者に転向して、昨季まで6シーズン。西武・木村は計149安打を放ってきた。半分を超える77本が左方向。右打ちの木村にとっては引っ張った打球だった。

 今オープン戦は違う打球傾向を見せる。この日は中前打、右前打、右前打と投球に逆らわない安打を3本。7回の同点右前打はカウント1―2、続く2点右前打はフルカウントで「追い込まれてから右中間くらいを意識して対応し、結果的にヒットになった」と説明した。オープン戦9安打のうち、7本を中堅、右翼へ運んでいる。

 今春キャンプで赤田打撃コーチから授かったヒントが大きい。「粘れるように右足の内側に力を入れる意識をしろ、と」。投球に対して早くかかとが回ってしまいがちだったが、改めたことで「ボールを長く見られるようになった。三振も減っているし、際どい球をファウルにできている」。目指すは2年ぶりの開幕スタメン。辻監督からは「見事なバッティング。(右翼は)木村のつもり」という言葉が出た。 (武本 万里絵)

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2019年3月17日のニュース