阪神 木浪に最高の“教材”、西武・源田の遊撃守備「勉強したい」

[ 2019年3月15日 08:45 ]

阪神全体練習のシートノックで軽快な守備をみせる木浪(撮影・坂田 高浩)
Photo By スポニチ

 開幕遊撃の座に突き進む阪神ドラフト3位・木浪(Honda)の元に、最高の“教材”がやってくる。16日からのオープン戦2試合を戦う西武の源田だ。

 「源田さんは(守備が)うまいので、生で見て勉強したいです」

 堅実なグラブさばきで昨季はゴールデン・グラブ賞を獲得した。しぶとく結果を出し続ける打撃力を持ち合わせており、新人王を獲得した17年から2年連続フルイニング出場(全て遊撃)中。さらに、社会人出身、左打ちと共通点も多く、木浪の目指す理想の存在と言える。リーグが違うだけに、間近で見られる限られた時間を有意義に使わない手はない。

 そんな源田と初対戦する16日に、木浪は初めて甲子園の遊撃に就くことになりそうだ。練習では経験済みだが、実戦では初。12球団の本拠地球場では唯一、内野が全面土だが「慣れていくしかない」と言う。ただ、社会人・Hondaのグラウンドも同様であることから「状況によりますけど、ずっと土でやってきたので」と懸念材料ではない。高校時代に届かなかった聖地特有の雰囲気や景色を経験すれば、何の問題もないだろう。

 「ショートやセカンドは、声かけだったりが大事。そういうことも積極的にやっていければ」

 春季キャンプから打力の高さは証明し続けている。堅実でクセのない守備はプロの世界でも見劣りしない。そしてついに、内野の要として試されるところまできた。猛虎の春をにぎわせてきた遊撃の定位置争い。このまま突き抜けることができるかどうか、誰もが注目している。(巻木 周平)

続きを表示

2019年3月15日のニュース