阪神 岩崎 2回完全投球で復調をアピール「あまり考えずに投げました」

[ 2019年3月11日 05:30 ]

春季教育リーグ   阪神4―9中日 ( 2019年3月10日    鳴尾浜 )

5回から登板し無安打無失点の好投をみせた阪神・岩崎(撮影・田中 健作)
Photo By スポニチ

 調整が遅れていた岩崎が、教育リーグ・中日戦(鳴尾浜)で今春初の対外試合に臨み、2回完全投球で復調をアピールした。

 「(結果が出て)良かったです。ちょっと考えすぎていたので。気にしすぎていたのを取り払って。あまり考えずに投げました」

 悩みの消えた表情が、状態の良さを物語った。5回から3番手で登板。特に2イニング目はモヤ、三ツ俣、石川から3者連続三振を奪った。ガルシア、ドリスと主力の調整登板の場で存在感を示した。

 キャンプ中は今季から硬くなる新マウンドの対応に苦慮。左肘の張りも発症するなど、精彩を欠き、投球フォームの修正を理由に7日から2軍で再調整していた。ただ、鳴尾浜で過ごした数日間でマウンドの硬さに過剰な意識を持ちすぎていたと自己分析。巡ってきた実戦登板は“無の境地”で腕を振った。

 見違える投球内容に、平田2軍監督が「思ったより良かった」と言えば、香田2軍投手コーチも「全然、良かった。(今後の起用は)一軍の要望を聞いて、様子を見て」とうなずいた。

 今キャンプから先発に再転向した。昨年まで2年連続で60試合以上に登板。起用法は中継ぎとの両にらみになるが、期待は大きい。このままコンディションを上げていけば、一時は黄信号が灯った開幕1軍も見えてくる。

(遠藤 礼)

続きを表示

2019年3月11日のニュース