阪神 木浪 先制ホーム&二塁打「緊張することなくできました」

[ 2019年3月10日 05:30 ]

オープン戦   阪神3―3日本ハム ( 2019年3月9日    甲子園 )

3回1死一、二塁、暴投の間に三塁に進む木浪(撮影・大森 寛明)
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 初見の投手をまったく苦にしないのが阪神のドラフト3位・木浪(Honda)という男だ。3回先頭で日本ハムの新外国人右腕・バーベイトの150キロ直球を鋭くはじき返した。厳しい内角球にうまく反応し一塁線を痛烈に破る、チーム初安打となる二塁打。上本の二塁打で先制のホームも踏んだ。

 「真っすぐに差し込まれないようにという意識だった。いい結果になって良かったです。立ち後れたら結果は出ないので準備をしっかりして打席に立っている。回転というか体の反応で打ちました」

 いきなりバットを振れるあたりが頼もしい。初球から2球連続で140キロ台後半の球をファウルした。捕手出身の矢野監督も「初対戦でも振っていける。あっさり終わることが少ないし、オレがキャッチャーやったら嫌な見逃し方ができている」と、思わずうなった打席だった。

 「甲子園はどちらかというとスタンドが近く感じる。人が多かったけど、緊張することなくできました」。オープン戦6試合で14打数6安打、打率・429。初の甲子園でも暴れ回ったルーキーが開幕スタメン奪取へ確実に歩を進めている。(吉仲 博幸)

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2019年3月10日のニュース