阪神・藤浪、24日中日戦先発へ!連日投げ込みの“集大成”アピール

[ 2019年2月23日 08:04 ]

阪神・春季キャンプ ( 2019年2月22日 )

阪神・藤浪(撮影・大森 寛明)
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 23日にプロ野球のオープン戦が開幕し、阪神・藤浪晋太郎投手(24)は24日の中日戦(北谷)での先発登板が判明した。精力的に投げ込んできた今春キャンプの集大成を見せ、開幕ローテーション入りへ猛アピールする時が来た。

 用意されたのはオープン戦2戦目。23日のヤクルト戦(浦添)で“開幕投手”を務める才木に続く登場になった。試行錯誤を重ねてきた沖縄での日々。“答え”をマウンドで見せるだけだ。競争を抜け出すべく、ギアを上げる段階に入った。

 先の第5クールでは連日のように周囲の目をくぎ付けにした。19日は午前中だけで自己最多を更新する120球を投げ、午後からの個別練習でも171球を加えて計291球を数えた。中1日を空けただけのクール最終日の21日も再び2部構成で98球、160球の計258球。意欲的に腕を振り続けた。

 過去6年間では100球以上の投げ込みはめったになかった。「反復練習です。いつもと変わらない」。多くを語らなくても、つかみかけているものはある。2回1失点だった11日の紅白戦後からクイック投法に課題を持って取り組み、17日の日本ハム戦は3回2失点で終えて「感覚は悪くなかった」と手応えを強調した。

 キャンプ終了後には2軍との入れ替えも検討され、藤浪にとっても人ごとではない。先発枠を争う才木の翌日登板でもあり、結果も求められる一戦になりそうだ。

 思えば昨春も同じ北谷で登板。今季から同僚になったガルシアとの投げ合いは雨天ノーゲームのため、わずか9球で終わった。今年こそアピール合戦で“晴れ間”をのぞかせたい。中日は昨年9月29日に849日ぶりの完封勝利を挙げた相手。年をまたいだ快投再びに期待だ。(遠藤 礼)

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