楽天ブラッシュ“フランコ似”技術!顔は「ウィル・スミス似」

[ 2019年2月7日 06:30 ]

ブラッシュの構え(撮影・三島 英忠)
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 楽天の4番候補として新加入したジャバリ・ブラッシュ外野手(29)が6日、圧巻の打力を見せつけた。

 「日本の投手の球を見たことがないので、まずは球を見ることが大事。目を慣らして、しっかりコンタクトすることを意識した」

 午前中にブルペンで石橋と森の投球練習中に打席に立って目を慣らして迎えた午後のフリー打撃。まず打撃投手を相手に21スイングで場外弾を含む8本の柵越えなど安打性16本を放ち、マイナー通算169発の怪力にミート力の高さを示すと、迎えた3年目右腕・池田を相手にして8スイングで5安打。コンパクトなスイングから鋭い打球をヒットゾーンに運んだ。

 来日前、エンゼルスの同僚だった大谷から「日本の投手は変化球が多い」と助言を受けた。力勝負を避ける投手に対し「成功の鍵はアジャストできるかどうかだけど、問題はない。打率も大事にしている」と語る。ヤンキースの大砲ジャッジに匹敵する打球速度を記録したパワーが注目されるが、視察した西武の亀井猛斗チーフスコアラーは「フリオ・フランコに似ている。パワーもあるけど、コンタクトもうまかった」と警戒。両足をそろえてバットのヘッドを投手方向に向ける構えと、ミート力の高さを、メジャー通算2586安打を放ちロッテでも活躍した名選手になぞらえた。

 米領バージン諸島出身で「島の生まれだから魚が好き。肉はあまり食べないんだ。サシミ?好きだよ」と日本食に早くも適応する。「(人気俳優の)ウィル・スミスに似ていると言われる」と話す「非肉食系」の助っ人には、大活躍の予感が漂う。(重光 晋太郎)

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2019年2月7日のニュース