オリ山岡、初開幕投手へ新球準備「ほとんど完成しています」

[ 2019年1月27日 05:30 ]

 オリックスの山岡泰輔投手(23)が26日、自身初の開幕投手に向けて、新球を用意していることが分かった。昨オフは縦に変化するカットボール、通称“縦カット”の導入を明かしていたが「今年は言わないのも面白いかな。ほとんど完成しています。あとは捕手に見てもらって」と笑みを浮かべた。

 オリックスは現在、開幕戦は球団ワーストの7連敗中だけに、開幕投手大本命の山岡の秘密兵器は頼もしい限りだ。西村監督は大役をじっくり決める方針とはいえ、本人は「ずっと1年目から狙っているもので投げてみたい。今年はチャンスが巡ってきたと思っています」と高揚感を隠さなかった。

 自信の根底にあるのは、広島での1カ月間の自主トレだ。「パルクール」と呼ばれる新しいトレーニング方法に着手。フランスの軍事訓練が発祥と言われるストリート系のスポーツで、障害物があるコースを「走る、跳ぶ、登る」など自らの身体能力だけで壁や地形を飛び越えるもの。山岡は主に体幹を鍛え「野球に必要なものを取り入れた。投球にもつながる。去年とはボールも違う」と球質向上を肌で感じていた。

 この日は舞洲で榊原を相手に強めのキャッチボール。ブルペン入りについては「傾斜で投げられるのは分かっている」と急がず、第2クールからになった昨春キャンプより遅らせる予定を明かした。ドッシリと構えるのはプランが着々と進んでいる証。金子、西と抜けたチームには、何とも心強い存在だ。

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2019年1月27日のニュース