阪神　俊介　自主トレ打ち上げ「やっぱり打たないとスタメンで使ってもらえないですから」

自主トレを打ち上げた俊介
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　阪神・俊介外野手（３１）が２３日、７年目となる三重県伊賀市での自主トレを打ち上げた。１０日から打撃練習中心のメニュー。「やっぱり打たないとスタメンで使ってもらえないですから」と、この日もティー打撃や打撃投手を相手にフリー打撃などバットを振り続けた。

　「例年どおり体も動けるし、昨年秋のキャンプから取り組んだ新しい（打撃の）構えもしっくりきている」

　体の前でバットを構えていたが、はじめからトップの位置（右耳付近）で構えて動きを少なくしている。「しっくりきているし、“これでいこう”という手応えはあります」。外野の守備と走塁には元々自信があり、課題の打力アップでプロ１０年目での定位置確保に燃えている。

　この日発表のキャンプメンバーでは安芸スタートだったが「やることは変わらないですし、気負いもありませんよ」と、むしろ継続して打撃練習に重点を置くことが可能になり、悲観はしていない。福留と糸井の両ベテランが控え、高山や中谷らの後輩たち、そしてドラフト１位・近本の加入で激しくなった外野戦争だが、３つの枠に食い込む自信は失ってはいない。（畑野　理之）