西武 内海 古巣G斬りで12球団制覇!!「まずアピール」

[ 2019年1月24日 05:30 ]

メットライフドームを背にシャドウピッチングする内海(撮影・吉田 剛)
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 フリーエージェント(FA)で巨人に移籍した炭谷銀仁朗捕手(31)の人的補償として西武に加入した内海哲也投手(36)が23日、西武第2球場で自主トレを公開した。開幕ローテーション入りに向け、順調な仕上がりをアピール。巨人から勝ち星を挙げれば12球団勝利となる左腕は、6月11〜13日の交流戦(メットライフ)で対戦する古巣からの初勝利を誓った。

 西武第2球場に初見参。内海は昨オフに同じく巨人からFAの人的補償で移籍した後輩の高木勇とともにダッシュやキャッチボールなどで汗を流した。

 「順調な仕上がり。今さら調整を変えても変わらない。15年プロでやってきた経験を16年目で生かしたい」

 通算133勝を誇る左腕は開幕投手候補にも挙がる。ただ「まずはアピールしていかないと駄目。1年間通して戦える体づくりを目指す」とし、開幕ローテーション入りを見据えた。キャンプもA班(1軍)スタートで「初日から投げられる体はつくっている。首脳陣に“使えるな”と思ってもらえるようにしたい」と意気込んだ。

 古巣・巨人との対戦も心待ちにする。巨人時代にセ・リーグ球団だけでなく、交流戦でパ6球団からも勝ち星を挙げている。巨人に勝てば「12球団制覇」となるだけに、「目の前の試合に100%調整するのが僕の仕事。その延長でジャイアンツに勝てればうれしい」と目を輝かせた。

 昨季は5勝に終わり、2桁勝利は13年以来遠ざかる。昨季、同じセの阪神からトレードで移籍し、自己最多となる11勝を挙げた同じ左腕の榎田を引き合いに「そのくらいの成績を残せれば最高。ただ、ここ2、3年は2桁勝利も、1年間1軍でも投げていない。1年間通して活躍できるように頑張りたい」と復活に燃えている。

 くしくもこの日、同じく人的補償で広島に移籍した長野が入団会見を行った。その長野が在籍する広島とは6月4日の交流戦開幕でいきなり激突する。同じ境遇の元同僚に「新天地でも活躍してくれると思う」とエールを送り「自分は西武の一員となったので1勝でも多く勝てるようにやるだけ」と力を込めた。 (武本 万里絵)

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