99年夏甲子園Vの名将・福田氏、利根沼田学校組合立利根商新監督に就任

[ 2019年1月17日 12:00 ]

福田治男氏
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 99年夏の甲子園で群馬・桐生第一を初の全国制覇に導いた福田治男氏(57)が4月1日付で群馬県利根郡みなかみ町の利根沼田学校組合立利根商野球部の監督に就任する。前橋市内で17日、会見に臨んだ福田氏は「監督を引き受けた以上は、しっかり野球部強化に取り組みたい。北毛地区から初の甲子園出場を目指したい」と新天地での意欲を語った。

 同校は全国に3校しかない組合立高校。深刻な人口減から06年以降、入学志望者の定員割れが続いたものの、16年以降に学生寮設置や普通科新設、運動部活発化により存続を図っていくことが発表された。野球部はかつて近大付(大阪)を指導した豊田義夫監督が指揮を執っていたが、昨夏限りで退任している。野球部OBには社会人・SUBARU野球部の阿部次男監督(46)がいる。

 福田氏は1985年、桐生第一の監督に就任。99年夏には正田樹(元日本ハムなど)を擁し群馬県勢初の全国制覇を飾るなど春5度、夏9度甲子園に出場した。しかし昨夏の群馬大会は2回戦で敗退すると、同8月には部長が体罰問題で解任されたことで、同31日には自身も退任していた。

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2019年1月17日のニュース