広島ドラ1小園、1軍キャンプ完走誓う 滝を登る鯉になる

[ 2019年1月9日 05:30 ]

新人合同自主トレでノックを受ける小園
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 広島の新人8選手は、広島市内の湯ノ山明神を参拝した。350年の歴史がある本殿に刻まれていたのは、滝を登る鯉の彫刻。ドラフト1位の小園(報徳学園=18)は、必勝祈願を終えると、神前で誓いを新たにした。「これから鯉の滝登りのように成長して、1軍で活躍できるようにしたい」。プロの荒波を1年目から駆け上がるためにも、1軍キャンプ完走を目標に掲げた。

 「そこ(1軍帯同)はひとまずの目標。けがをしないようにケアもしっかりやりたい」

 午後からは大野練習場に戻って新人合同自主トレが始まると、高ヘッドコーチ、山田内野守備走塁コーチが初視察に訪れる突然のアピール機会にも恵まれた。ノックなどで軽快な動きを披露し、「常に見られている気持ちでやっていますし、今日はアピールできるようにと思った」と納得顔。約3時間の全体練習後には自らマシン打撃を追加して、首脳陣に万全の状態を示す充実の1日を終えた。

 視察を終えた高ヘッドコーチは「体は強そう。ノックも基本的な動きができていたし、いい感じだったね。キャンプでも結果を出し続ければ、ずっと1軍のままいられるわけだから」と高評価。春季キャンプ1軍スタートの可能性は十分にある。来る猛アピールのときに備えて準備は着々と進んでいる。(河合 洋介)

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