阪神 第2の近本発掘へ 3・15VS大商大 ドラフト候補3人をチェックする

[ 2019年1月7日 06:00 ]

大商大の今秋ドラフト候補が6日に始動。(左から)橋本、大西、小野寺の3選手
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 第2の近本発掘だ! 阪神2軍は3月15日に大商大(関西六大学野球連盟)とプロアマ交流戦で対戦することが6日、わかった。矢野監督が2軍を率いた昨年の9月もプロアマ交流戦で大阪ガスと対戦。ドラフト1位・近本の実力を見極めただけに、大商大の今秋ドラフト候補3人衆にもチェックを入れる。

 大商大は関西でも屈指の実力を備える好チームだ。近年では広島の岡田、オリックスの近藤らを輩出。昨年ドラフトでは太田が楽天から2位指名を、滝野が中日から6位指名を受けた。直近の4年間でリーグ優勝6度を誇り、ことしもドラフト戦線をにぎわす実力派の3人が揃った。大商大は6日から始動。148キロ右腕・大西広樹投手(21)、146キロ左腕・橋本侑樹投手(20)、強打の小野寺暖外野手(20)が若虎に挑む。

 大西は1年春からリーグ戦に登板。決め球のフォークに加え、スライダー、カットボール、シンカーを操る。リーグ戦19勝2敗と圧倒的な成績を残し、17年春と18年春の大学選手権に登板。2勝をマークするなど全国でも結果を残してきた。

 橋本はスリークウォーターから2種類のスライダーを繰り出す本格派左腕だ。テークバックが小さく、球の出所が見えづらいのが特徴。17年秋は4勝を挙げ、リーグMVPを獲得した。小野寺は3年春のリーグ戦で連盟記録にあと2と迫る18打点をマークした右の強打者だ。猛虎は第2の近本を発掘するべく、3選手をじっくりと見極めていく。

 ◆大西 広樹(おおにし・ひろき)1997年(平9)11月8日生まれ、奈良県香芝市出身。二上小2年から二上スポーツ少年団で軟式野球を始め、中学では五條ドラゴンズボーイズに所属。大商大高では2年秋から背番号1。大商大では1年春から登板。50メートル走6秒4。遠投120メートル。1メートル75、84キロ。右投げ右打ち。

 ◆橋本 侑樹(はしもと・ゆうき)1998年(平10)1月8日生まれ、福井県高浜町出身。高浜小3年から高浜クラブで軟式野球を始め、高浜中では若狭高浜ボーイズに所属。大垣日大では1年夏の夏の甲子園に出場。大商大では1年春から登板。50メートル走6秒2。遠投105メートル。1メートル80、72キロ。左投げ左打ち。

 ◆小野寺 暖(おのでら・だん)1998年(平10)3月17日生まれ、奈良県奈良市出身。左京小2年から奈良リトルで野球を始め、平城東中では南都ボーイズに所属。京都翔英では1年秋から左翼手で高校通算20本塁打。大商大では2年秋からリーグ戦に出場。50メートル走6秒2。遠投110メートル。1メートル80、81キロ。右投げ右打ち。

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