広島・松田オーナー 来季キーマンは菊池「兄弟の絆に大きな役割」

[ 2018年12月28日 05:30 ]

広島の菊池
Photo By スポニチ

 広島は27日、広島市南区の球団事務所で仕事納めを迎えた。34年ぶりの日本一こそ逃したものの、球団初のリーグ3連覇を達成した今季。松田元オーナーは「いい1年だった。新井を中心とする兄弟の絆、より強い絆を持って戦ったという部分で、心を打つものがあった」と総括した。

 オフはその新井が現役引退し、丸は巨人にFA移籍。4連覇と日本一を目指す来季は、2人の主軸がチームから抜ける。それでも同オーナーは「試練かもしれないけど、次世代の構築が始まる年。若手の伸びが見られるという意味では楽しみ」とし、キーマンに菊池涼の名前を挙げた。

 「陰に隠れたところで、兄弟の絆に大きな役割を果たしていた。今度は表に出る中心になる。辛いだろうけど頑張ってほしい」

 ポスティングシステムを利用し、メジャー挑戦の希望を表明したばかりの28歳。兄と慕った新井や、同学年の丸のような「菊池にとっていいパートナーがいれば」と人材の台頭を望み、先頭に立ってチームをけん引する働きを期待した。(江尾 卓也)

続きを表示

2018年12月28日のニュース