阪神・中谷 グアム自主トレ 仲田健トレーナーと“完全復活ボディー”つくる

[ 2018年12月18日 05:30 ]

阪神の中谷
Photo By スポニチ

 阪神・中谷将大外野手(25)が17日、来年1月上旬にグアムで自主トレを行うことを明かした。リオ五輪男子陸上400メートルリレーで銀メダルを獲得した山県亮太(26)ら数々のトップアスリートを担当する個人トレーナー・仲田健氏(49)のもと“完全復活ボディー”を作り上げる決意を口にした。

 「走ったり、きついメニューも多いと思いますが、しっかりキャンプでアピールできる体を作っていきたい」

 グアムは、15年1月以来4年ぶり。先輩の伊藤隼に誘われ同トレーナーに師事した前回とは違い、今回は自ら海外での自主トレを決断した。根底にあるのは、打率・230、5本塁打、26打点と不振に終わった今季からの逆襲。「何かを変えないといけない」と、例年通りの地元・福岡ではなく、海を渡って牙を研いでいく。

 名トレーナーも背番号60の巻き返しを全面バックアップする。過去にはOBの桧山進次郎氏の個人トレーナーも務め、ゴルフの石川遼、柔道の野村忠宏氏、現在は、日本のトップランナーに登り詰めた山県を担当する仲田氏が中谷の強化ポイントに挙げたのは、肉体の「結合部分」だ。

 仲田氏「(鍛えるのは)四肢を除く胴体部分。下半身と胴体をつなぐ股関節、腕と胴をつなぐ肩甲骨、上半身と下半身をつなぐお腹部分のように、結合部分を鍛えることで、全身を機能的に動かせることを目指していく」

 現地には約2週間滞在する予定で、山県はもちろん、陸上女子の100&200メートル日本記録保持者である福島千里、他にもサッカー、ゴルフ、レースなど各競技のトップアスリートが参加して、汗を流す。合同での練習スタイルではないが、食事会で親睦を深める機会はありそうで、世界の大舞台も数多く踏んでいる同世代の山県からは大きな刺激をもらえそうだ。

 「来年は結果を出すしかない。どんどんチャンスが減っていく立場。グアムでしっかりと体を作って競争に勝てるように」

 15年は3年ぶりの1軍昇格を果たしプロ初安打も放つなど、グアムは吉兆の“出発地点”だ。巻き返しへ、ロケットスタートを切る。(遠藤 礼)

続きを表示

2018年12月18日のニュース