阪神、ドラ6湯浅&育成1位・片山が始動 史上初の独立リーグ出身バッテリー結成を視野に

[ 2018年12月11日 06:53 ]

鳴尾浜球場で自主トレを開始した湯浅(左)と片山(撮影・大森 寛明)
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 阪神のドラフト6位・湯浅(BC富山)と同育成1位・片山(BC福井)が10日から鳴尾浜球場で同時始動した。既に前日9日に合宿所・虎風荘に入寮していた。大志を抱き、プロの世界に飛び込む独立リーグ出身バッテリー。その序章としてNPB史上初となる1軍公式戦での独立リーグ出身選手による先発バッテリー結成が視野に入る。

 「自分たちが活躍することによって独立リーグに興味を持ってもらえる方が増えたらいいなと思います。(片山さんとは将来的に1軍でバッテリーを)組んでみたいですね」

 最速151キロの本格派右腕・湯浅は、静かに闘志を燃やした。まだ、あどけなさが残る19歳。「独立リーグの意地」を背負ってプロの門を叩くにあたり、その思いを共有する相棒がいる。片山だ。

 こちらは二塁送球時間1秒8を誇る強肩強打の捕手。5歳年長の恋女房は「なかなか独立リーグからは、スター選手と言われるほどの選手の数が少ないと思う。自分たちが先頭に立って、これから新しい時代をつくっていけたらと思っていますし意識もしています」と力強く言い放った。

 球団からの提案もあって約1カ月、前倒しの入寮。湯浅が「日にちを合わせて入りました。そう(一緒に練習できるから)ですね」と話したように示し合わせての同時始動だ。一緒にキャッチボールなどの練習メニューを消化し、そろってプロの環境に目を輝かせたバッテリー。二人三脚で、夢を追う。(惟任 貴信)

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2018年12月11日のニュース