阪神・藤浪 中日ドラ1根尾と甲子園夢対決に闘志「楽しみ」

[ 2018年12月2日 05:30 ]

子供たちの前で豪快なバッティングを披露する藤浪(撮影・坂田 高浩)
Photo By スポニチ

 「TOIN」の誇りをかけて、新星に勝負を挑む。阪神・藤浪晋太郎投手(24)が1日、大阪市内で開催された「スポーツの力で大阪を盛り上げよう!BASEBALL FESTIVAL2018in大阪」に参加。大阪桐蔭の後輩で中日に入団する根尾との甲子園での夢対決に初めて言及した。

 「(根尾との対戦は)もちろん楽しみは楽しみです。自分も1軍にいて対戦できるように頑張ります」

 自身と同じく甲子園春夏連覇という輝く勲章を手に、根尾は鳴り物入りでプロ入りしてくる。「藤原君とか1位の選手は大変」と先輩として気遣いつつ「高校野球の試合とか見ていると、レベルが2つ3つ違って別格という言葉がよく似合うのかなと。木のバットも苦労しないのかな」と率直な印象を語った。

 同一リーグで戦う中日の即戦力として来季から打線に加わってくることも想像できる。「対戦した時にまたいろいろ思うことはある」と多くを語らなくても、6年間で通算50勝を挙げているプロの先輩として、痛烈な洗礼を浴びせるだけだ。

 マッチアップの舞台も、互いにとって思いで深い「甲子園」なら、なお良い。「ファンの人はうれしいでしょうね」と藤浪も、うなずく。聖地では今季、5試合で0勝2敗、防御率6・93と精彩を欠き、17年4月27日のDeNA戦以来、勝ち星から遠ざかる。気負いはないが、そろそろ流れを変えたいところだ。

 「シーズンの半分を過ごす球場なんで。勝ち負けは時の運で、どうしようもないですけど。特にホームで勝ちたいとかはないですけど、勝てるように、普通に投げたい」

 完全復活した姿で、対峙(たいじ)する。ファンの間で語り草となるような藤浪VS根尾の初対決にして見せる。(遠藤 礼)

続きを表示

この記事のフォト

2018年12月2日のニュース