巨人・岡本 来季「打点王」初タイ獲る宣言 「4番来季も頼むぜ」原監督指名に誓った

[ 2018年11月27日 05:30 ]

緊張気味に原監督(左)とグータッチする岡本(撮影・三島 英忠)
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 巨人・岡本和真内野手(22)が26日、ニッポン放送「ショウアップナイターカンファレンス2019」に原辰徳監督(60)とゲスト出演した。イベントでは初めてツーショットを披露し、壇上で早くも来季の4番起用を告げられた。今季は史上最年少22歳で「3割30本塁打100打点」を達成。来季の目標に、自身初タイトルの「打点王」を掲げた。

 初めて公言した。壇上で来季の目標を問われた岡本は、間髪入れずに答えた。「打点王が獲りたい。打点は一番チームの勝利に直結する。打点を稼ぎたい」。自身初のタイトル獲りを、300人の前で宣言した。

 数分前まで原監督と壇上に立っていた。ツーショットでイベントに参加するのは初めて。指揮官は一足早く降壇する前に、「4番については競わせることはしない。来季も頼むぜと、自覚を促した」と明かした。フォトセッションでは「グータッチ」も交わした。

 原監督の第2次政権だった14年ドラフト会議。スカウト陣の投手獲得を押す声がある中で、「将来、岡本君はジャイアンツで4番が打てるか?」と議論を交わして1位指名に踏み切った。15年のルーキーイヤーは17試合の出場で1本塁打。指揮官は当時を振り返り「ベビー、子供ちゃんでね。もうちょっと時間がかかるだろうなと思った」と笑った。

 昨季までの3年間は打率・188、1本塁打、6打点だったが、才能は一気に開花した。今季は6月2日から4番に座り、リーグ2位の100打点。史上最年少22歳で大台に到達し、チームで唯一全試合に出場した。グラウンド外から見守っていた原監督は「高橋監督の下で、非常に頼もしかった。本当に出世したな」と称えた。隣の岡本は「ありがとうございます」とタジタジ。「コメントがもう少し大人にならないと」と促されると、会場は笑いに包まれた。

 来季、球団では12年の阿部以来となる打点王を目指す。原監督も入団3年目の83年に、103打点で同タイトルを獲得している。開幕4カ月前に4番起用を明言したのは「あまり力まずに、さらにいい成績を挙げてほしい」という親心だった。

 打点王・岡本が、5年ぶりV奪還に導く。「来年はもっとワクワクするような魅力のある試合をできるように頑張ります」と締め、拍手を浴びた。(神田 佑)

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