正力賞にソフトB・工藤監督 2年連続日本一の手腕評価 歴代2位の3度目受賞

[ 2018年11月20日 17:00 ]

ソフトバンクの工藤監督
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 今年度の「正力賞」の選考委員会(王貞治座長)が20日、都内のホテルで開かれ、ソフトバンク・工藤公康監督(55)が選出された。

 正力賞は、その年のプロ野球界に最も貢献した人物に贈られる。工藤氏は、ソフトバンクを2年連続9度目の日本一に導いた監督としての手腕が評価された。

 王貞治座長は選出理由について「ケガ人が多い中、先発投手をリリーフに回したりとやりくりしながらシーズン2位。(CSで)西武に勝って日本シリーズに出て4勝1敗1分け。過去のシリーズの中でも内容のある語り継がれるような戦いだった」と説明した。

 選考会の中では、広島との日本シリーズ第5、6戦で工藤氏が内川に犠打のサインを出したことが話題となった。選考委員の一人でノンフィクション作家の門田隆将氏は「主力、スター選手に2回(戦)続けて送りバントをさせた。勝負に対する厳しさを見た」と絶賛した。

 工藤氏の受賞は3度目で、イチロー氏、原辰徳氏、秋山幸二氏に並ぶ歴代2位。最多は王貞治氏の4度。

 <選考委員>王貞治氏(座長)、杉下茂氏、中西太氏、山本浩二氏、門田隆将氏(作家)

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2018年11月20日のニュース