ソフトB・大竹 2年目の来季へつながる財産 増え続けるスマホ内の“引き出し”

[ 2018年11月19日 09:30 ]

ソフトバンク・大竹の野球日記
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 スポーツの世界で「心技体」という言葉をよく耳にする。人によって重視する順番はそれぞれだが、ルーキーイヤーに3勝を挙げたソフトバンク・大竹耕太郎投手は「心」が最後だという。

 今年3月からスマートフォンに日々の野球日記を付け始めた大竹は「体のコンディション、どういう練習をしたか、気がついたことを書き留めるようにしている。調子が悪くなったら、良かったときはどんなことをしていたかなとか見ると、こういう練習を忘れていたなとかが分かる」と効果を口にする。

 「心」に余裕があるから「体」が思うように動き「技」が使える、という考え方ではなく、自分の思うような形で投げられるからマウンドで「心」に余裕が持てるという考え方。10月28日、広島との日本シリーズ第2戦で登板した夜に、日記にはそのことを記した。

 育成選手から7月に支配下登録され、最後は日本シリーズまで経験。1年目にさまざまな経験を積んだことは来季への財産になる。さらに、日々、どんなことを感じて投げていたかを言葉で残したことも、2年目に生きる。スマホ内に引き出しが増え続ければ、壁に当たった際の対処の仕方も増える。(記者コラム・川島 毅洋)

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