オリ、浅村に背番「1」用意 再び憧れ中島の後継者に 3、4年契約基本線

[ 2018年11月15日 05:30 ]

西武・浅村
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 オリックスは、FA宣言選手として公示された西武・浅村栄斗内野手(28)の獲得に向け、背番号「1」を用意していることが14日、分かった。現在、浅村が付けている「3」は憧れの存在である中島が西武時代に付けていたものを引き継いだ。中島は今季限りでの退団が決まっており、オリックスで4年間背負った「1」を提示することで、誠意の一つとする構えだ。

 球界屈指の大型二塁手獲得へ、強い本気度の表れと言っていい。浅村にとって中島は尊敬する先輩の1人。公私にわたり親交が深く、13年オフには浅村の強い希望で、中島が西武時代(04〜12年)に背負った「3」への変更を願い出たがかなわず、16年オフに了承された経緯がある。

 球団幹部は「もちろん浅村選手の意向もある。向こうの話を聞いてからになるが、いろんな準備をして、その中から選んでもらいたい」と説明した。1桁の空き番では阪神にFA移籍した糸井が13〜16年に付けた「7」もあり、候補の一つとなりそうだ。

 日程調整など連絡を取ることが可能となった午後3時の公示を受け、球団は浅村側に早速、コンタクトを取ったことを明かした。交渉は非公開で行われるもようだが、早ければ交渉解禁日となる、15日にも初交渉に乗り出す可能性もある。3〜4年契約を基本線に、金銭面でも競合する他球団と同等の好条件を提示するとみられ、長村裕之球団本部長は「最優先(事項)でしょう。東京でも(どこでも)、いつでも行く準備はしている。チームの上昇のために力を貸してほしいと伝えたい」。地元出身の逸材獲得に向け、全力を注ぐ。

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