ロッテ ドラ4指名の明桜・山口と契約 二刀流希望も、右の長距離砲として期待

[ 2018年11月14日 18:48 ]

<明桜高・山口、ロッテ正式契約>ロッテと正式契約を交わし笑顔を見せる(左から)永野チーフスカウト、明桜高・山口、井辺スカウト(撮影・会津 智海)
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 14日、ロッテからドラフト4位で指名された明桜の山口航輝外野手(3年)が秋田市内で正式に契約を結んだ。契約金4000万円に年俸560万円(共に推定)。背番号はまだ未定で、「契約を終えて千葉ロッテマリーンズさんのためにも頑張りたい気持ちが強くなった」と話した。ロッテから今季ドラフトで指名された選手の中では、最も早く契約を結んだ第1号となった。

 明桜では入学時から投打二刀流で活躍するも、2年の秋田大会決勝・金足農戦で右肩を脱臼。3年の秋田大会決勝ではこの怪我の影響もあり打者として専念するも、ライバルの吉田輝星投手にリベンジを果たされ、甲子園のマウンドに立つことは適わなかった。

 本人は「大谷さんのようになりたい」と投手としての活躍も視野に入れるが、球団は何よりも打撃能力を評価。永野吉成チーフスカウトは「スイング力、パワー、脚力があることが魅力。(昨年ドラフト1位の)安田尚憲藤、(今年ドラフト1位の)藤原恭大くん、山口くんと高卒の活きの良い3人が揃ってくれれば、わくわくするチームができるんじゃないか」。まずは右の長距離砲としての活躍に期待する。

 目指すは秋田工出身の落合博満氏だ。ともに秋田県の高校卒(山口の出身は大阪)で「逆方向に強い当たりが打てるのが自分の持ち味」と山口には落合氏に通じる部分もある。「全てにおいてすごい人だった。1歩でも近づけるように。落合さんのようになりたい」と飛躍を誓った。

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2018年11月14日のニュース