侍J 地元・カープ戦士の活躍で鮮やか逆転勝ち!田中広同点打、菊池のスクイズで逆転

[ 2018年11月13日 22:05 ]

日米野球第4戦   侍ジャパン5―3MLB選抜 ( 2018年11月13日    マツダ )

<MLB選抜・侍ジャパン>9回は山崎(右端)が締めて、侍ジャパンが逆転勝ち(撮影・成瀬 徹)   
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 日米野球は13日、マツダスタジアムで第4戦が行われ、稲葉篤紀監督(46)率いる侍ジャパンは2点差で迎えた9回に一挙4点を取ってMLB選抜に5―3で逆転勝ち。通算成績を3勝1敗とした。

 7回までMLB選抜の継投に無得点に抑えられていた侍ジャパンだったが、0―2で迎えた8回に1番・秋山(西武)が左翼線へランニング本塁打を放って反撃開始。その裏、この回から登板した松井(楽天)が犠飛で1点を失い1―3と2点差にされたが、9回にマツダを本拠とする広島の選手たちの活躍もあって試合をひっくり返した。

 9回、先頭の代打・田中和(楽天)が四球で出てすかさず二盗に成功。7番・上林(ソフトバンク)の中前適時打で2―3と1点差に迫ると、8番・会沢(広島)が送って1死二塁。続く9番・田中広(広島)が中前適時打を放って3―3の同点に追いついた。

 さらに田中広の二盗に敵失も絡み、秋山が敬遠されて1死一、三塁とチャンスを広げると、菊池が一塁前へセーフティースクイズを決めてついに4―3と逆転。さらに柳田(ソフトバンク)の遊ゴロの間にもう1点入れて5―3とし、その裏を山崎康(DeNA)が無失点に抑えて逃げ切った。

 先発マウンドに上がった大瀬良(広島)も2回、7番・ホスキンスに右越え先制ソロ本塁打を許すも5回2安打1失点と好投。広島の選手たちがホームで躍動して地元ファンを沸かせた。

 MLB選抜の先発投手を務めた前田(ドジャース)は2015年まで在籍した古巣・広島のホームで2015年10月7日の中日戦以来1133日ぶりとなる凱旋登板。2回1安打無失点の貫録投球だった。

 連日熱戦が続く日米野球は残り2戦。ナゴヤドームに場所を移して14日に第5戦、15日に第6戦が行われる。

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