ハム栗山監督、大船渡・佐々木にラブコール 157キロ腕に早くも照準

[ 2018年11月4日 05:30 ]

練習後に砂浜を歩く日本ハム・栗山監督は岩手の方向へ視線を向ける
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 南国から岩手の剛腕にラブコールだ!沖縄県国頭村で秋季キャンプを行っている日本ハムの栗山英樹監督(57)が3日、来秋ドラフト1位候補の大船渡・佐々木朗希投手(2年)について言及。「俺の中では一番。岩手は(西武の菊池)雄星、(エンゼルスの大谷)翔平も出ている」と高く評価した。

 佐々木は9月の秋季岩手県大会1回戦(対盛岡三)で自己最速を3キロ上回る157キロを計測。2年時では済美・安楽(現楽天)に並ぶ最速タイで、花巻東時代の大谷が3年時にマークした160キロも夢ではない。3位決定戦で専大北上に敗れて来春センバツ出場は絶望的だが、来夏の甲子園を目指している。

 栗山監督は岩手と「縁」がある。キャスター時代は花巻東の菊池を熱心に取材し、同校卒で3年後輩の大谷は周囲の批判をはね返して「二刀流」で育て上げ、メジャーに送り込んだ。再び岩手が生み出した「ダイヤの原石」。「不思議な感じがするね」と笑う。

 昨秋ドラフトでもラブコールを送り続けた清宮を7球団競合の末に獲得し、今秋も「外れ1位」ながら金足農・吉田の交渉権を獲得した。栗山監督は今季3位に終わり「やはり圧倒的な投手力は必要」と課題を語っており、来年以降も補強ポイントは絶対的なエースになれる素材。今後も佐々木に熱視線を送り続ける。 (山田 忠範)

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2018年11月4日のニュース