“矢野チルドレン”阪神・浜地 6回零封 無四球の安定感

[ 2018年10月22日 05:30 ]

フェニックス・リーグ   阪神3―0巨人 ( 2018年10月21日    サンマリン宮崎 )

<神・巨>6回無失点の好投を見せた浜地
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 矢野新監督も大きな期待を寄せる阪神・浜地が、宮崎でまたも結果を出した。フェニックス・リーグ巨人戦に先発し6回6安打無失点。前回登板した13日の同戦で6回6安打1失点に続く好投を見せた。

 「テンポ自体はよかった。まだまだ甘い球が多かったですけど、結果としてゼロで抑えられてよかった」

 2軍監督時代から新指揮官が「浜地の直球は1軍でも通用する」と話す通り、この日も真っすぐ主体の投球。自己最速150キロには及ばなかったが最速148キロを計測し、無四球が示す制球の良さで相手打線に付け入る隙を与えなかった。3連打を浴び唯一のピンチだった5回1死満塁も松原を中飛。今季1軍で60試合に出場した重信を遊ゴロに仕留めた。

 高卒2年目の今季はウエスタン・リーグで9試合に登板し3勝1敗、防御率1・00の好成績を残した。巨人とのファーム選手権でも先発したように、期待の高さがうかがわれる。投球以外の課題でもある指のマメも、今リーグに入ってからは一度もできていない。「(練習が)ちょっとずつ実を結び始めている」。心身ともに手応えをつかんだ20歳右腕の顔には、充実感と自信が見えた。(長谷川 凡記)

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2018年10月22日のニュース