三浦大輔氏 DeNAの来季投手コーチに 田代氏も復帰へ

[ 2018年10月10日 05:00 ]

今年9月、三浦大輔氏(中央)と話すラミレス監督(左)
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 DeNAの来季投手コーチに、球団OBの三浦大輔氏(44)が就任することが9日、分かった。現役時代は横浜一筋25年間で、16年限りで引退。最後の3年間は投手コーチを兼任した。現在は球団スペシャルアドバイザーを務めており、ファンから絶大な人気を誇る「ハマの番長」が、来季の21年ぶりのV奪回に向けてチームの立て直しを担う。

 リーゼントがトレードマークの「ハマの番長」が、3年ぶりに横浜に帰ってくる。すでにラミレス監督の来季続投が決定的となっている中、球団は来季の新コーチとして生え抜きで通算172勝をマークした三浦氏を招へいする方針を固めた。関係者は「シーズンの全日程が終了後に正式に就任を要請することになる」と説明した。

 今季は20年ぶりのリーグ優勝と日本一が期待された。シーズン終盤に巨人とし烈な3位争いを繰り広げたが、1試合を残して3年ぶりのBクラスが確定。CS進出を逃した原因の一つが投手陣だ。チーム防御率4・20はリーグ5位。特に先発陣は昨季から軒並み成績を落とした。

 V奪回のためには投手陣の再整備が不可欠といえる。現役時代の三浦氏はエースとしてチームを支え、兼任コーチも経験。主力投手の長所、短所も熟知している。若手投手が多く、自身の経験で培ったノウハウを伝授することも期待できる。現役選手との距離も近く、まさにうってつけの人材だ。

 チームにとって今季最終戦となるきょう10日の阪神戦には、南場智子オーナーが現地視察に訪れる。「南場オーナーや岡村(信悟)球団社長、三原(一晃)代表と総括を話し合わなければいけない」とラミレス監督。今季巨人で2軍打撃コーチを務めたOBの田代富雄氏を打撃コーチとして招へいすることも決まっている。来季で就任4年目となる指揮官をサポートする態勢が、急ピッチで進められていく。

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