オリ山本由伸 日米野球侍ジャパン候補に 中継ぎで奮投、高卒2年目異例の抜てき

[ 2018年9月22日 09:00 ]

オリックスの山本
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 オリックス・山本由伸投手(20)が11月9日から開催される「2018日米野球」(東京ドームなど)の侍ジャパンにリストアップされていることが21日までに分かった。

 高卒2年目としては異例の抜てきだ。最速154キロの直球に140キロ台後半の高速カットボール、ツーシームが武器。4月下旬からセットアッパー役を担い、54試合で4勝2敗1セーブ32ホールド、防御率2・89のフル回転を見せてきた。36ホールドポイントはリーグ2位で、最優秀中継ぎ投手のタイトルにも手が届きそうな勢いだ。

 侍ジャパン・稲葉監督もオリックス戦を視察に訪れた6月に「非常に気になる投手です」と高く評価。メジャーの強打者を相手に結果を示すことは山本だけでなく、20年東京五輪での金メダル獲得を見据える侍ジャパンにとっても大きなプラスとなるはずだ。

 22日のソフトバンク戦を控えた山本はヤフオクドームでの全体練習に参加。レギュラーシーズンは10試合を残し、あと1試合に登板すれば、20歳以下では球団最多55試合登板を記録した54年の梶本隆夫に並ぶ。楽天・田中らとの新人王争いにも「獲りたいですね。1年間の努力を見てほしいです」と意欲的。奮闘が報われる秋になりそうだ。

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2018年9月22日のニュース