【中畑清氏視点】DeNA東 巨人は右を並べてきたけど逆に投げやすかったはず

[ 2018年9月20日 09:30 ]

セ・リーグ   DeNA6―1巨人 ( 2018年9月19日    東京D )

<巨・D>8回を1安打1失点で11勝目を挙げた東(撮影・荻原 浩人)                                                                                                                                            
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 とてもルーキーとは思えないね。逆転CSに向け1・5ゲーム差で追う巨人との一戦。重圧がかかる試合で、DeNA・東がパーフェクトに迫る快投。これぞ真のエースの存在感、凄みがあった。

 圧巻だったのは4つの見逃し三振。5回のゲレーロは外のチェンジアップ、陽岱鋼(ヨウ・ダイカン)は内角低めの真っすぐ、7回の坂本勇は内角低め、8回のゲレーロは外角低めの真っすぐをぼうぜんと見送らせた。まさに手も足も出ない感じ。力でねじ伏せたという強烈なインパクト、ダメージを与えたね。

 巨人は1番から8番まで右を並べてきたけど、逆に投げやすかったんじゃないかな。左には投げにくいチェンジアップが自在に投げられる。両サイド、高低を広く使っての巨人戦5連勝。DeNAの監督時代、同じ巨人戦で左腕・内海に左打者を並べて攻略したのを思い出したよ。(スポニチ本紙評論家)

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2018年9月20日のニュース